ストリーミング、オフライン。
動画配信サービスでよく出てくる言葉ですが、よくわからない方のために、それぞれの違いやメリットデメリットまでを解説します
動画の再生方法は2種類ある
動画配信サービスの再生方法には2種類あります。
その2つはコチラ!
・ストリーミング再生
・ダウンロード再生(オフライン再生)
ライブ映像のようなリアルタイム放送はリアルタイムストリーミングと呼ばれ、これらとは別扱いです。
動画配信サービス/VOD(ビデオオンデマンド)のくくりでは、各サービスのサーバーに保管してあるデータ(コンテンツ)をどのように再生するか、でストリーミングとダウンロードに分けれます。
ダウンロード再生はオフライン再生と呼ばれたりしますが、どちらも同じです。
ストリーミングとダウンロード、それぞれの特徴を表にまとめてみました。
ストリーミング再生 | ダウンロード再生 | |
即時再生 | 可能 | 不可(ダウンロード完了後) |
オフライン再生 | 不可 | 可能 |
再生デバイスへのデータ保管 | 不可 | 可能 |
再生デバイスのストレージ容量 | 不要 | 必要 |
ダウンロードできるのは基本的にスマホアプリのみです。
動画配信サービスを、スマホで見るメリット、スマホならではの楽しみ方の記事はコチラ
ストリーミング再生
ではそれぞれの違いを解説していきます。
まずはストリーミング再生から解説します。
ストリーミング再生とは?
ストリーミング再生とは、各動画配信サービスのサーバーにインターネットを使って端末の接続を維持した状態で、サーバーのデータ(作品)を閲覧します。
通常は、作品を選んでそのまま再生するとストリーミングになります。
ストリーミング再生のメリット
ストリーミング再生ではこんな特徴があります。
ストリーミング再生のメリット
・作品を選んだら、すぐに再生できる
・スマホのストレージ(保存容量)がなくならない
・リアルタイム配信(ライブ配信)にも対応
ちゃんとネットに繋がってさえいれば、気になる作品をすぐに再生開始できるし、スマホのストレージも気にせずどんどん見ていけます。
ストリーミング再生のデメリット
一方で、ストリーミング再生にはこんなデメリットがあります
・常にインターネットにつながっている必要がある
・通信速度が遅いと再生がとまったり、ガクガクすることがある
・Wi-Fi必須!データ通信量を気にしないと、あっという間に利用制限がかかってしまう
ストリーミング再生は常にインターネットに繋がっている必要があるために、再生場所を選びます。
モバイル通信を利用するならギガを消費するため通信量に注意が必要です。
ダウンロード(オフライン)再生
一方、ダウンロード再生とはどんな特徴があるのでしょうか
ダウンロード再生はオフライン再生と呼ばれることも多く、内容はどちらも一緒です。
ダウンロード(オフライン)再生とは?
ダウンロード視聴とは、一度作品を丸ごとダウンロードして端末機(スマホなど)に取り込んでから再生します。
事前にスマホにダウンロードしておけば、Wi-Fiの無いような場所などでもネット環境を気にすることなく、いつでもどこでも楽しめます。
※一部のVODサービスで、ダウンロードした作品のライセンス認証のために数秒ほどネット接続が必要なケースがあります。
対処としては、ダウンロード完了後、少し再生すればライセンス認証が完了するので、ネット接続しなくてもオフライン再生できます。
ダウンロード(オフライン)再生のメリット
ダウンロード再生にもメリット、デメリットがそれぞれあります。
・インターネット環境がないところで使用できる
・動画が途中で止まったり、ギクシャクしない
・wifi環境でダウンロードさえしてしまえば通信量の制限は、心配ご無用
ダウンロードしておけば、通勤通学の電車やバスの中でもイヤホン使って快適に楽しめるのが良いですね。
あと、やはりストリーミング再生中電波の悪いところで、いちいち再生が止まるのがイヤな場合、時間があるときにダウンロードしておくと、なめらか再生で快適に楽しめます。
ダウンロード(オフライン)再生のデメリット
それなら見るたびに全部ダウンロードしちゃえば良いじゃん!とも思いますが、ダウンロード再生にはこんなデメリットがあります
・ストレージ(空き容量)がなくなる
・ダウンロード完了するまで見れない、すぐに再生できない
・ダウンロードできないサービスもある
スマホのストレージ(保存領域)がなくなっていくのでご自分のスマホのストレージ容量に注意が必要です。
当然ストレージが必要分空いていないとダウンロードができません。
設定により、再生が終わった作品は消去する機能もありますが、また見たい時は再度ダウンロードする必要がありますし、どれだけの作品数保存できるかは、ストレージ容量によります。
ダウンロードにかかる時間もあなどれません、ネット環境によりますが、平気で5分、10分かかったりしますので、出先で見たいなら、前もって時間に余裕を持ってダウンロードしておいた方が良いですね。
ネット環境はWIFIが必須
通信速度も大事だが、データ通信量も重要
インターネット接続のスペックとして、通信速度と、データ通信量がありますが、
通信速度は、画質や再生に影響しますが、スマホで見るうえでは4Kや、フルHDなどの高画質はなくても問題ないです。
しかし重要なのが通信量で、一番データ容量の小さいSD画質であっても、映画など1時間程度の再生でも1GBくらいは通信料を使います。(配信会社によって若干の違いはあります)
使いたい放題プランなら良いですが、月間6GBとかの契約だと、あっという間に1ヶ月分使い切ってしまいます。
テレビの大画面で見るならともかく、スマホならHDやSD画質でも十分楽しめるので、通信速度はそれほど重要ではありませんが、それよりも、通信量を気にしておかないと通信制限がかかってスマホの普段の使用にも支障が出るハメになりますので、ここは注意しましょう。
動画配信サービスのほとんどは、設定により「Wi-Fiがつながっている場合のみ使用する」状態にすることができるので、最初に設定しておいた方が良いですね。
私は以前、Wi-Fiがつながっているから安心して使っていたら、いつの間にか途切れていてモバイル通信に切り替わっていたためにあっという間にギガがなくなった経験があります。
どちらにしてもwifiは必須
作品をダウンロードをするときには、wifi環境がベターです。
もちろんストリーミング再生ではWi-Fi必須です。
スマホの契約が、ネット利用無制限や、かなり余裕があれば、問題ないのですが、そうでないとすぐに利用制限がかかってしまいます。
まとめ
基本は、wifi環境下での利用がオススメですね!
ストリーミング再生もダウンロード再生もそれぞれにメリットデメリットがありますので、状況に応じて使い分けると良いと思います。
ただ、出がけに何作品もダウンロードして行こうとすると、意外と時間がかかって出発に間に合わなくなったりしますので、余裕を持ってダウンロードしておきましょう。